Day 4

今日は午前中のイベントは特になく、朝のRoundからスタート。
これはまず一覧表を前にしたboard roundがあり、その後surgeryとmedicineに分かれて行われる。

 

今自分が住まわせてもらっているのはRenal medicineで、medicine (or medic)は内科。
同じスペースでRenal surgeryのドクターも仕事をしているけど、こちらは外科。
腎臓外科なので基本的には移植外科。
病棟におそらく20くらいベッドがあって、いずれかのタイミングで移植を受けた後の患者が5人以上は常にいる感じ。
とは言ってもしばらくするとmedicineの方に移ってくることが多いので、忙しいのはmedicineのHOやSHO、Registrerたちみたい。


Roundもmedicineの方はやたら長いのだけど、これはconsultantの性格なのか、お国柄なのか…。
9時過ぎに始まって、12時過ぎることもしばしば。
これは患者の話を途中で遮ることなく、毎日しっかり対話しているからなのだけど、上のドクターでも訴え1つ1つに耳を傾けるところはかなり特徴的。
この時の、患者に丁寧に説明するくらいの会話のテンポが一番聞き取りやすいんだよなぁ。

 

今日からは、下のドクター(HOやRegistrer)や最終学年の医学生も回診で患者の訴えを聞いて、managementをプレゼンすることになった。
まだ慣れてないからと自分はさすがに当てられなかったけど、病棟に慣れてきたらやらせてくれそうな雰囲気あり。
来週は頼んでみようかなー。

 

Ward round中もいろいろとmanagement planが出来上がっていくので、できそうな仕事は学生にも割り当てられる。

採血はその一つ。
火曜日から頼んでいたらようやくRegistrerがやっておいてとオーダーしてくれて、Sidに見守られながら初挑戦ということになった。
1人目はよさげな静脈を早々と見つけ、一発でゲット。
うまいじゃんとかほめられて調子に乗っていたところに、2人目のオーダー。

 

この人がくせ者だった...。

 

目視できる静脈はまったく見つからず、指でわずかに触れるものを目指してトライ。
が、まったく血はひけない。
2回やってSidに交代するとRegistrerが現れ、そのガイドでなんとか彼は成功。
やっぱり難しい人は簡単にはいかないんだなぁ…などと考えていると、QTFをするからさっきの人からもう1本とってきて!との依頼。
2人でさっきのを真似しながら1回ずつトライするも、まったくダメ。
結局Registrerがとることになった。

 

採血などの実践的な医療行為をがんがんやらせてくれるのももちろん楽しいのだけど、その上手/下手は手技だけじゃないんだ、と、現地の学生そしてRegistrerと一緒に実践して感じることができた。
まず自分は採血がヘタくそで、さらに英語もまだどことなくおぼつかない感じがある。
現地の学生は採血については未熟だけど、英語で患者さんをあやす(?)のには慣れている感じ。
そしてRegistrerは手技も一発でいれるし、その間に患者さんの関心をひきつけておくのもうまい。
実際に患者さん相手にやってみないと分からないことなんだなー、と強く実感した。
“It’s a matter of practice you know. I won’t mind, go on!”
と、何回も腕を差し出してくれたその患者さんは、かつて日本にも住んでいたことがあるらしい。

 

今日はこのほかにもまだまだあるのだけど、長くなるなるなー。

明日朝気が向いたら書こう。

 

Some of the photos from today.

 

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病棟の外見。突然の火災警報でみんな避難したところ。

 

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病院食。チンして患者さんに振舞われる。タダらしい。

 

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夜間帯へのhandoverの様子。

 

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Tooting Broadwayの駅前。

 

本当にいろんな人が住んでる移民の街です。

日本人はまだ見たことないけど。