Day2-3

3rd March

今日は朝のカンファレンスのようなものから始まった。
日本でもよくあるような、学会発表の練習兼ディスカッションの会みたいなもので、内容はともかく、学生が細かいところまで意見や訂正を入れているのが驚きだった。

昼にはteachingという、Registrer向けの教授クラスの講義があってそれに参加させてもらった。

内容としては学生でも理解できるものではあったが、実臨床における診断のプロセスに重点を置いていることもあって(特に日本の国家試験を受ける)学生レベルよりは上という印象だった。

この時の教授であるProf. Oliveiraが自分のもともとの担当であり、問診/診察をたくさんしたいとお願いすると、「Chief Nurseにどの患者がいいか聞いて、失礼のないようにすればいくら行ってくれてもよい」と言ってくださった。

さらに、夕方のhandoverが始まる際にはDr. Banerjeeも声をかけてくださり、「明日この患者についてプレゼンしてみるかい?」と患者を当ててくださった。
現地の試験前の学生が若手のHOたちにいい患者はいないかと聞きにきている様子をみて、こういう風にしてfeedbackをもらえばよいのだとも理解できた。
実習2日はこれからのことについて幅が大きく広がった1日だった。

 

今夜はMarikoと2人でtake awayを買ってkitchenで長々と話をしていたが、彼女のスケールの大きさには3日間驚かされっぱなし。
詳しくは書かないけど、世界をまたにかけて活躍する、ってのを生まれながらにして学んでいるよね。
アメリカでの経験はあるものの、生まれは九州で父も医師の自分にとってこういった話は聞いていて刺激的で仕方ない。
聞き下手な自分が残念…。

 

明日は、ManayoとSariaも交えてお互いの3日間を振り返りながら過ごせたらと思う。

 


4th March


今日も朝8:30にBuckland Wardに到着して回診を待っていると、Sidがやってきて「Dr. Banarjeeが学生用の講義に出たらどうかと言っているよ」と伝えてくれた。

おそらく4年生向けの講義であったそのレクチャーは3時間構成で、症例を通して学生と考えていくものと、昨日の講義を簡単にしたものが内容で3時間にわたる長丁場だった!

眠くなった時もあったが、こちらの学生が受ける講義を経験できるのは興味深かったし、学生が寝ずに(!)interactiveに講義に参加してどんどん意見を言っているのは新鮮だった。

(となりに座っていたこ曰く、授業にみんなが来ているわけではないんだけどね、とのことだったけど…)

やはり話しているスピードは速く、聞いているだけでなかなか疲れた。

 

講義が終わると病棟にもどり、今日も半日をSidと一緒に過ごした。

午後からは結構ヒマを持て余すことになったので、今日ある予定のDr. Banarjeeのプレゼンの準備を進めた。

結局今日彼が病棟に現れることはなく、オフィスに行ってもいなかったので拍子抜けだったけど。

ただ、この準備の過程でこちらの学生がどのようなアウトラインに基づいて診察を行うかをベッドサイドで教えてもらうことができた(今日はCV系についての診察)。
その他、学生が一人で尿カテを入れるのを手伝ったりした。

 

HOやSHOはみな忙しそうにしているのでなかなか頼みづらいと思っていたけど、せっかく日本から来ているわけだし、ヒマな時間ができたらすぐにいい患者がいないか聞いて簡単なプレゼンのチャンスをうかがってみよう!