Day 6-7

9th March

 

今週から現地4年生(最終学年の1学年下、もう少しで終わるところ)の新しいローテーションが始まって、RUにも6人がやってきた。
男3:女3だけど、このメンバーでずっとローテートするわけではなくここではこのメンバーってだけらしい。

 

5年生がドクターのアシスタントみたいな感じなのに対して、4年の実習内容は教育的なものが多い。
ただ、Prof. Oliveiraのオリエンテーションでは
「スケジュールも大事だけど、患者のところに行ってclerkしてPhysicalをとるのが一番大事。週に4,5人はclerkからmanagementまで考えるトレーニングをするよう強く勧めるよ。」
と言っていて、やっぱそうなのかー、とか思ったりした。

 

月木の回診はdutyなのだけど、今日はconsultantから1人1例ずつ患者さんを当てられてその人をclerkしに行け、明日発表な、と指令が出た。
その後に11:30からはX-ray meetingがあったので、とりあえず各自患者を探すということで解散。

 

自分もRhabdomyolitisのテーマで患者をあててもらったのだけど、なかなか厳しめの患者さんだった。
例にもれずこの人も移民(ナイロビ?)で、向こうの話す英語が…。
聞き取れない。
歯もほとんどなくて、YesなのかNoなのかを判断するだけでも一苦労。
A&Eへの入院までの経歴も危うかったけど、Rhabdoの原因はなんとか突き止めてほっとした。
結局、午前中はclerkまでしかできず、physicalは午後にやることに。

 

X-ray meetingは1症例に対して1人の学生が所見を言っていくのだけど、今日はあんまりいいレクチャーではなかったと現地の学生が言っていた。
当てられずにこっちの読み方を聞いていたけど、たしかに代わり映えしない感じではあったかも。
ただ、その学生もしっかりアウトラインに基づいて順序どおりに言っていたのには驚いた。
むやみにCTに頼らず、胸写で読めるものはしっかり、という方針が徹底されている感じ。
(ちなみに胸写ってのは九州だけの方言らしい。東京では使わないんだって。)

自分もあと3週間でこのやり方を身につけられればいいなー。

 

今日のランチははじめてのcanteenで、同じグループの男子3人と。
3人ともfootballやrugby、cricketとお酒が好きないい感じの学生だった。
Cricketなんてやってるのを見たことないよ、というと、学んで日本で広めてくれ、あんなに面白いスポーツないぞ、と熱弁された。
今夜はMan. U. vs Arsenalのビッグマッチがあるらしくとても盛り上がっていてたので、pubでサッカーの試合が観てみたいんだというと
「じゃあ水曜もいい試合があるから一緒行くか?」
と誘ってくれた。

イギリスのpubでfootballは本当にしてみたかったことの一つなので、すげー楽しみ!

この3人はclerkingも早く終わらせて帰ろうとしていて、こっちの学生もやっぱそうなんだなとか思ったひとときだった。

 

浮上していた。来週末にNewcastleまで遠征するプランはどうやら全員では行けなさそうだけど、今度はNewcastle vs Arsenalの試合を生でみれる可能性が出てきた。
ロンドンでは高すぎるとあきらめていたので、実現すればこれも超楽しみ。

 


10th March

 

今日のdutyは10時からの症例発表だったので、少し遅めに病院へ。
現地の学生たちはみんな揃って15分遅れでやってきた。

 

Consultantと周りの学生に自分の症例を発表して、feedbackをもらうのだけど、学生レベルでも早口でしゃべるから焦った。
こんなに早く正確に話せねー...。
しかも、昨日のとおりの患者さんで筋だったヒストリーとれてないし…。

が、なんとか(ぼろぼろになりなながら)プレゼンして、Rhabdoについてのfeedbackを受け終了。
すげー緊張してぜんぜんうまくできず、正直悔しかったし、まだまだこれからの時間でレベルアップしようと思えた。
負けずぎらいなの分かっているので、こういう気持ちは大事にしたい。

 

そのあと、Dr. Banarjeeに先週終わりにclerkした患者さんをプレゼンして改善点をもらい、student grand roundへ。
現地学生(おそらく4年?)のグループが症例をもとに疾患と治療や最近のトピックについて発表していて、踏み込んだ内容も。
たとえば、Hep. Cの根治治療法にどんなものがあって、経済的にはどれが一番いいのか、など。

 

Grand roundに限らず、ここの学生はちゃらんぽらんしてるように見えてもしっかり考えがあってはっとさせられることが多い。
イギリスの学生もアメリカと同じで、どこか大学出てきてる人がかなりいるのが原因なのかな。
昼時も、近くに立ってる女の子も見ながら
“Look, she’s so hot!”
とか言った2分後にはScotlandの独立の是非について議論してるみたいな。
マジメとか、そういう概念はあんまりないんだど思う。

 

14時からteachingやるから時間あればおいでとDr. Banarjeeに言われていたけど、どこでやるのか知ってる人を1人も見つけられず断念。
あきらめて、SHOたちにいい患者を聞いてclerkingへ。
Historyは書き直したものじゃなく、raw scriptで提出するように言われたので最初からより丁寧にclerkするよう心掛けてみた。
病棟の患者さんの問題は、もともと入院時にあったものでなくなっていることも多いので入院主訴を聞き出すのが大変...。
が、いい人でよかった。

 

なんとか1日1人のノルマを達成し、終了。
20日間で20人、問診できるだろか。

 

頑張ろう。