Day 19

26th March

 

今日も行ったころには外科の回診をやっていて、少しだけ顔を出しておいた。
内科はBoard Roundから参加。
ただ、今日はいろいろとトラブルも多くなかなか進まず…。


待っていると、外科のドクターからCanula入れてみるか?と声をかけられ
「おーやってみる!」
と即答。
もちろんやったことはない。
現地のP yearの女の子と一緒に患者のもとへ向かうが、透析患者でありなかなか静脈が見つからず。
2人とも自信なく、何回もドクターに相談したのちに1回だけトライしてみることになった。
が、当然のごとく敗北。
無念...。

 

とはいうものの、採血などの侵襲的な行為のコンセントをとる際の接し方は、初日に比べると自分で考えても見違えるほどになったと思う。
いや、本当に。
腎臓病の患者さんなんて、何十回と採血されまくって、失敗されまくって嫌気がさしている人ばかり。
皆がみな、こころよく腕を差し出してくれるわけではないけれど、時にはそれに負けないで根気強くいくのも重要だし、引き際ももちろん大事。
こういうことを学びにイギリスに来たんだっけなあ。

 

午前中は現地の学生がCanulaを入れるのを手伝ったりもして、手技が多かった。
本当は朝のうちに外科にあててもらった移植後の患者さんにClerking行きたかったけど、回診が終わっていない段階ではちょっとまずい。
Grand Roundも今日はキャンセルされたので、結局13時過ぎまでDr's Roomにいて、ランチを食べ、Dr. Olivieraの外来へ。

 

前回も非常に教育的な外来をしてくれたけれど、今日もそれは変わらず。
そして今日、3時間見学して思ったのは、医師・患者関係の構築がうまいこと。
自分ならこんな人に主治医になってほしいと思わせられる。
数か月に1回、人によっては1年に1回会うかどうかの関係なのに、しっかりと1人ひとりと向き合っていることを雰囲気に表せているんだよなあ。
その中で、時には患者さんにしゃべらせながら学生の教育を行っていく。
これぞまさに職人技というのだろうか。
言語のちがいもあるかもしれないけれど、これは一生涯のロールモデルになる。
すばらしいメンターに巡り合えたな。

 

移植の手術もやっているので、見たければいっていいと言われていたものの、外来が終わると17時過ぎ。
17時からは予定あるんだよな…と思いつつ、終了間際だと期待してTheatreへ向かうとなんとまだ腎臓はin iceの状態。
これは当分終わらないと判断して早々と退散した。

 

駅前のCafe NEROで、SGULが誇るただ一人の日本人、N田くんとこんまり、Sりあさんの3人に合流。
ゆっくり話すこともできなかったけど、次は日本で会えるかな。
楽しみにしています!